人文実装部 / テーマ21

Chapter 21 · Bonus · Cans & Empty Space · 全2回(ゲスト回)

〈番外編〉缶と、余白の経営

特別ゲストに側島製罐(愛知・創業120年)の6代目・石川貴也さんを迎えた番外編。今回は経営ではなく「本」と「人文」。年間100冊の読書、ファンタジーがくれる視点、缶という“空っぽの器”と余白、そして120周年の「社史」を世に開くという挑戦——乘冨と石川、二人だけの対話。

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3人の見方

乘冨賢蔵同世代の経営者と「正解のない時代をもがく」感覚を分かち合う。石川さんの誠実な経営の美学を尊敬しつつ、自分は「何もない自分を受け入れる」東洋思想的なスタンスを好む。石川さんの社史出版を“歴史の語り直し”と捉え、水門屋を“メタルクリエイター”と再定義した自社の営みと重ねる。
石川ビジネス書より小説・ファンタジーを読む。日常の前提を外し、言葉を磨くための読書。完全無欠のヒーローより、弱さや葛藤を抱えて進む姿に美しさを感じる。120年の歴史を棚卸しし、缶という製品の奥行きを「社史」として誰にでも開くことが、新しい出会いとイノベーションを生むと信じる。

番組での発言

「弱さを“ないもの”とするより、受け入れる。受け入れて、その上でどうするか。」

— 石川

「ハンターハンターみたいに、絶対的な悪を倒す単純な話じゃなくて、もがきながら“正解らしきもの”を仮に掴んでいく。会社経営も、自然とそうなってる気がするんですよね。」

— 乘冨賢蔵

「器って、何かを入れる入れ物だった。それが蓋をして中が見えなくなったことで、神秘性が一気に高まった。」

— 石川

「他の人の3倍勉強して、ようやく人と同じくらいのテストの点が取れる感じです。」

— 石川(迷言)

このテーマで紹介された本

かもしれない

閉じてきた業界を“社史”として外へ開く——その語り直しは、水門屋を“メタルクリエイター”と呼び直すのと、同じ編集の魔法なのかもしれない。

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