人文実装部 / テーマ16
Chapter 16 · The Gift · 全4回
贈与
近内悠太『世界は贈与でできている』をベースに——見返りを求めない行為の正体。70年間の無料包丁研ぎ。水門と柳川の治水。ソーシャルグッドはセルフケアか?
3人の見方
乘冨賢蔵柳川の水路(堀割)が水害の86%を防いでいたというシミュレーション結果を知り、名もなき先人の「贈与」に深い感謝を抱いた。「ソーシャルグッドな活動の原動力は自身の傷を癒やすセルフケアでは?」と鋭く指摘。
田中諒自社が70年間続けてきた「無料の包丁研ぎチケット」が、実は圧倒的な「信頼貯金」になっていたと気づく。「誰も気づかないアンサングな贈与を掘り起こして社会に提示することがブランディング」という独自の視点。
高田健太NPOなどの「余裕がない中で贈与の仕組みを作る人」の原動力がセルフケアであるという乘冨の意見に強く共感(ヘラルボニーの例)。少額の寄付(マイクロな贈与)を日常に取り入れている。
番組での発言
「(チョンキンマンションの引用で)金儲けを仲間や贈与を回していくための手段にする——金儲けこそが社会を作る遊びなのだ。」
— 田中諒
「贈与という文化資産みたいなものを今後の売上に変えていく取り組みのことを「ブランディング」っていうのかもしんないですよね。」
— 田中諒
このテーマで紹介された本
- 世界は贈与でできている(近内悠太)
- チョンキンマンションのボスは知っている(小川さやか)
- カウンセリングとは何か(東畑開人)
かもしれない
社会のために身を粉にする活動の原動力は、実は「自分自身の過去の傷を癒やすためのセルフケア」なのかも?
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