人文実装部 / テーマ15

Chapter 15 · Boredom & Leisure · 全4回

暇と退屈

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』をベースに——なぜ人は何もしないことに耐えられないのか。「浪費を広めたいのに消費を煽らないと事業が続かない」矛盾。

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3人の見方

乘冨賢蔵造船所時代にこの本に出会い「人生が変わった(推し本)」と語る。「意味もなくキャンプ用品を作ったり焚き火をしたりする目的のない気晴らし(浪費)こそが人間らしさの回復」と、経営の根幹にこの思想を置く。
田中諒「消費を喚起できなければ事業が続かないが、それは塩水を飲ませてさらに喉を乾かせるようなもの」。企業はその消費のエネルギーをソーシャルグッドへ駆動させるべきだと主張。
高田健太「暇を享受すること」を情報過多への防衛手段として捉える。「人間が定住生活を始めたのは最近だから、片付けられないとか太りやすいとかのバグも肯定的に受け入れられるようになった」。

番組での発言

「キャンプってすごい浪費的な側面がある趣味なのかもしれないよね。満足が来ちゃうっていう。(だから資本主義的にやるのは難しい)」

— 乘冨賢蔵

「消費を喚起できなければならないみたいな(風潮)。でもそれはなんか、塩水を飲ませてるようなもんで、さらに喉を乾かせるために努力をしましょうって言ってる。」

— 田中諒

「人生って、暇つぶしてるだけ、気晴らししてるだけなんじゃなかったっけみたいな。」

— 高田健太

「人間はすっごい長い歴史持ってる中で、定住生活を始めたのってなんかめちゃくちゃ最近の話……僕らが持ってる歪みたいなのは大体定住生活によって生み出されてるって思ったら、なんか自分を肯定的に受け入れられるようになった。」

— 高田健太

このテーマで紹介された本

かもしれない

消費のエネルギーを地球環境などの「ソーシャルグッド」へ駆動させることが、これからの倫理的な資本主義のあり方なのでは?

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